まずNode.jsの特徴を簡単におさらいしましょう。 Node.jsの大きな特徴は2つあります。
Node.jsとは一言でいうとサーバーサイドJavaScript環境です。
今までクライアントサイドでしか動かなかったJavaScriptですが、Webサーバーやファイル操作など、Java、Ruby、Python、PHPなどの言語でしかできなかった領域に足を踏み入れることができるようになりました。
そして、強力なnpm
というJavaScriptのパッケージ管理ツールがあり、世界中のプロフェッショナルが作成したコードを簡単に使えます。
もしすでにNode.jsをインストールされている場合は、次の記事でよく使うコマンドをまとめているのでご覧ください。
では早速必要なツールをインストールしていきます。
使いたいのはNode.jsだけなのですが、はじめにインストールしておいたほうがいいツールも合わせてご紹介します。
大きく以下の2つをインストールします。
Homebrewとは、Terminalなどのコマンドラインから、コマンドラインツールやMacAppを管理するツールです。
エンジニアならただちにインストールしましょう。
ツールやアプリは、その提供元により様々なインストール方法がありますが、それらをすべてbrew install <パッケージ名>
というコマンドで統一できます。
アプリをインストールする場合はbrew cask install <アプリ名>
というようにbrew
のあとにcask
を追加します。
インストールは、公式サイトにも記載されている以下のコマンドをTerminalに貼り付けEnterキーで実行します。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
Node.jsは公式サイトにかかれているインストール方法ではなく、バージョン管理ツールからインストールする方法をおすすめします。
公式の方法は、1つのバージョンしかインストールできないので、複数プロジェクトを横断していると、バージョンを変えないと動かないことが多々あり、その際に都度アンインストールとインストールを繰り返すのは手間です。
おすすめはnodenvですが、他にもRubyやPythonなどのバージョンも管理したい場合はanyenvからインストールすることをおすすめします。
nodenvのいいところは、プロジェクトごとに使うバージョンを指定でき、バージョンを手動で変える手間すら不要なところです。anyenvはnodejsだけでなく多言語のバージョン管理ツールもまとめて管理できる1つ上のレイヤーのツールです。
brew install anyenv
anyenv init
~/.bash_profile(or ~/.zshrc)にeval "$(anyenv init -)"
を記述します。
# Terminal再起動
anyenv install --init
anyenv install nodenv
これでnodenvがインストールされました。
それでは最新バージョンのNode.jsをインストールしましょう。
nodenv install -l
を実行すると、インストール可能なバージョンがすべて表示されます。
この中から数字で始まる最新バージョンを調べます。
そして、以下を実行します。
nodenv install 11.10.0
これでインストール完了です。
node --version
を実行し、インストールしたバージョンが表示されれば成功です。
次回は、実際に業務でよく使うNode.jsのコマンドたちを紹介したいと思います。